住宅ローン 金利が違う!? 金融機関のHPで住宅ローン金利を見る時の注意点

前回の当ブログで、住宅ローン金利が上がる中の各金融機関の努力や工夫として、三井住友銀行が発売した「バランスパック」をご紹介しました。ほかにも気になった「工夫」があったので、若干の注意喚起も兼ねてご紹介します。

 

それは、HP上の金利の記載方法。各金融機関のHPにはそれぞれ住宅ローンの金利を掲載していますが、この際の表記の仕方もいろいろ。よくあるのは三菱UFJ銀行のように「0.595%~」というように最下限の金利を記載したり「0.595%~0.675%」のように幅を持たせる方法。借入者や担保評価によって金利が変わるため、このような表記方法にしています。(地銀・信金のように表向きの金利を表示しておき、審査結果によってはさらに引き下げる金融機関もあります)

 

ただ、中には「物件価格の80%以内でお借り入れの場合の金利」とか「物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合」の金利を掲載している金融機関もあります。ようは一定の条件をクリアした場合の金利を提示しているのです。これが80%以下の借入れの金利と通常の金利が併記されていたり、キャンペーンと明記しているならまだ勘違いはしにくいでしょうが、注意書きはごく小さく書いているため全てのケースで表記の金利が適用されると勘違いする可能性があるので注意が必要です。ちなみに銀行名を挙げておくと、三井住友銀行や住信SBIネット銀行です。

 

なお、なかには一定条件をクリアした場合には優遇された場合には優遇されると記載している金融機関もあります。例えば、三井住友信託銀行は「<プラン1>~<プラン3>のいずれかをお申し込みいただくと、さらに金利を年0.03%引き下げいたします!」、イオン銀行「新規で物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合は、表示金利から年0.045%引下げとなります」など。このような記載の方が間違いにくくて、顧客には親切と言えるでしょう。

 

ですので、各金融機関のHPで住宅ローンの金利を確認するときは、あとから「えっ!? 金利が違う?」などということが起こらないよう、記載されている金利がどのようなケースに該当するのかよくご確認下さい。

 

 

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