住宅ローン 過去の延滞が気になるなら、住宅ローン申込前に個人信用情報の確認を

昨日、二組のご相談を受けました。
うち一組は住宅ローンのご相談で、
“個人信用情報”についてのお話しが出ました。
銀行が住宅ローンの審査をする際、
借りる人個人や対象となる不動産の審査を行います。
その資料の一つが個人信用情報。
住所、氏名、性別、生年月日、勤務先のほか、
過去の金融取引の状況が記録されています。
そこには、いつ、どのような目的でいくらの借り入れを行い、
どのように返済したかも記録されています。
返済し忘れて延滞したり債務整理や破産していたら
しっかり記録されているため、それを見た銀行が
住宅ローンの審査を通さないという可能性が出てきます。
本日も、別の方からお電話で
「住宅ローンの審査に通らなかったけれど、
 どうすれば通るでしょうか?」

とのお問合せがありました。
住宅ローンの審査にはいろいろな要素があるため、
何が原因かは一概に言えません。
が、年収や勤続年数、健康状態、担保評価などに
思い当たるところが無ければ、過去に延滞があったなど、
個人信用情報に問題があった可能性があります。
原因が分からなければ手の打ちようもありませんし、
やみ雲に動いても傷を広げる可能性があります。
ですので、まずは個人信用情報機関に個人情報の開示請求を行い、
内容を確認することをお勧めします。
実際、つい最近も延滞歴がある2組の方のご相談をお受けしましたが、
事前に個人信用情報を確認し、手を打っておいたため、
2組とも住宅ローンの審査を通すことが出来ました。
最近は、レンタルビデオの会員カードなどで
無意識のうちにクレジットカードに入っていたり、
携帯電話の支払いなどで気軽に分割払いを利用していたりします。
お金を借りているという意識が無いと、
口座の残高が足りなくて引き落としされていない
ということも起こり得ます。
以前、引っ越ししていたがために、延滞の督促状が届かず、
個人信用情報に重大な記録が残ってしまった方もいました。
そんな方でも、ローンの審査を通すことが出来ました。
少しでも個人信用情報が気になるときは、まずは開示請求を行い、
何か問題があればしっかり事前に対策を立てた上で
ローンを申し込むようにして下さい。
個人信用情報機関は下記3社です。
 全国銀行個人信用情報センター
 CIC
 日本信用情報機構(JICC)
分からないことがあれば、
お気軽に住宅相談センターまでお知らせ下さい。

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