住宅ローン コロナウイルスの収束が見えない中、5月の住宅ローンは微妙な利上げ

例年とは違うひっそりとしたゴールデンウィークですが、昨日は5月1日ということで、各金融機関から住宅ローンの金利が発表されました。住宅ローンの金利は経済情勢に大きく左右されますが、いま最大の懸念材料は新型コロナウイルスの感染拡大。緊急事態宣言が全国に発令されて半月以上経って多少の落ち着きを見せるようになりましたが、安倍首相は緊急事態宣言を延長する検討をしているとのこと。改善の兆しは見えるものの、先行きはまだまだ不透明といったところでしょうか。

 

各金融機関もそんな情勢を反映してか、5月の住宅ローンの金利は、短期の固定金利期間選択タイプから長期固定まで若干の利上げ傾向になっていますが、ほぼ横ばいの金融機関も散見され、様子見の気配が濃厚です。

 

ちなみに、長期の固定金利に影響を与える、日本の10年物国債(長期金利)は新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた3月に乱高下したものの、4月に入って0%程度に落ち着き、4月末にはコロナ禍の前の▲0.05%程度まで下がりましたので、このまま緊急事態宣言が延長されて新型コロナウイルスの感染が落ち着いてくれば、長期固定金利の利上げ傾向も止まる可能性があります。逆に、当初の予定通り5月6日で緊急事態宣言が解除された場合、感染の第二波が襲ってきてさらに経済が混乱し、長期固定金利タイプが利上げになるかもしれません。

 

なお、変動金利タイプについては景気(=日銀の金融政策)の影響を受けますが、新型コロナウイルスの収束も見通せないだけでなく、その後の景気回復にいたってはさらに時間がかかる情勢ですので、この半年や1年程度については現状維持となるでしょう。

 

 

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