家づくりの進め方 住宅のネット環境は、wifiと有線Lanどっちがいい?

先日、間取りのご相談にて照明やコンセントなど電気関係のお話しをしていた際、「インターネットはwifi(無線LAN)と有線Lanのどちらが良いでしょうか?」とのお話が出ました。

 

以前は、無線のWifiなどありませんでしたから各居室に有線Lanのポートを設ける方が多かったのですが、Wifiが普及するにつれて「ネットはWifiでつなぐので、Lanポートはいりません」という方が増えてきました。草野も、こういったIT機器は技術の進歩が速すぎ、ハードの機器を設置してしまうとすぐに無用の長物になりかねないので、これから家づくりをするならWifiで十分と考えていました。

 

が、コロナ禍によるテレワークでZoomなどでのオンラインミーティングを頻繁に行うようになり、考え方が変わりました。仕事でネットを使用するなら、それもオンラインのミーティングを行うなら、Wifiでは心許ないのです。Wifiのアンテナのすぐ近くで使用するならまだしも、別の部屋のアンテナからWifiにアクセスするなら、いくら電波が強くても様々な要因で通信環境が悪化し、オンラインのミーティング中に固まったり、最悪の場合落ちてしまうのです。

 

草野も、早朝のミーティングでZoomが快適に動いていたのに、いつも同じ時間に突然動きがおかしくなり、落ちることがあります。その時間は7時過ぎ。ちょうど家族が起きてきて朝食の準備の際に電子レンジを使うからなのでした。電子レンジの電磁波がWifiのノイズになるからです。また、家族で同時にWifiに接続していると、どうにもならないくらい通信速度が低下してしまいます。コロナ禍がひどかった時期は、子ども達の塾や習い事もオンラインだったので、家族間でネットに接続する人数を制限せざるを得ませんでした。

 

さらに、わざわざテレワーク用にWifiの中継アンテナを設置しましたが、先日のオンラインミーティング時に、決して電波状況は悪くないのに「なんだか東京-大阪間くらい距離があるような感じです」とまで言われてしまう反応の遅さ。これではスムーズなやり取りはできません。プライベートでネットを使う程度なら問題ないのですが、仕事で使っていて頻繁に落ちたり、コミュニケーションに支障が出るほど反応が遅いと、信用問題になります。

 

先ほども書いた通り、技術の進歩はすさまじいものがあります。特に、先ほどスタートした携帯の5Gが普及すれば、Wifiでさえ不要になる可能性さえありますから、それまで待てる方は、とりあえずWifiを入れておけばよいかもしれません。ただ、いまの時点で自宅でオンラインミーティングをするなら、有線Lanは必須ではないかと思います。実際に草野家の新居でも、リビングのパソコンコーナーや草野の仕事部屋だけでなく、子ども部屋も含め各居室にLanポートを設けています。また、いまの貸家でも、15mのLanケーブルを買ってきて、書斎で有線接続できるようにしました。

 

配線自体は後で入れ替えることも出来るので、規格が変われば差し替えることも可能です。これからの時代、多かれ少なかれ自宅でテレワークを行ったり、子どもの塾や習い事でオンライン接続することも増えるでしょう。Wifiと有線Lanのどちらも使えることで、片方の調子が悪い際のバックアップにもなります。そんなに高額なものでもないので、これから家づくりをする方にも、有線Lanを入れておくことをお勧めします。

 

P.S.この作業も、有線接続した自宅書斎にて行っていますが、ネットの速度がやっぱり違います(^-^)

 

 

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