住宅ローン ウクライナ侵攻や国際的な金融引き締めで、2022年4月の固定金利は上昇基調

 

本日から2022年度が始まりました。日本国内では、新型コロナウイルスの感染が下げ止まりになる中、国際的にもロシアのウクライナ侵攻や欧米の金融引き締めなど、国際的に金利は上昇基調となっており、日本の長期金利(10年モノ国債)が先月下旬に長期金利が日銀が許容幅の上限としている0.25%になるなど、2016年のマイナス金利政策導入以降では高い水準となっています。

 

そのような状況の中、本日4月1日に各金融機関から今月の住宅ローンの金利が発表されました。景気と連動して動く変動金利タイプについては前月から横ばいですが、長期金利と連動して動く長期の固定金利タイプについては先月に続き軒並み0.05~0.1%の利上げとなっています。今月0.01%利上げで1.44%となったフラット35(返済期間20年超)では比較的影響は少ないものの、あまり金利を変えない名古屋を中心とする東海地方の地銀でも利上げとなっているほか、半年ほど前は30年以上の長期の固定金利で1.0%を切るメガバンクなども散見されていたことを考えると(当時30年固定で0.87%だった三井住友信託銀行が今月は1.37%と半年間で0.5%も上がっています)、このところ金利情勢もかなり動いています。実際、本日も長期固定金利タイプを希望されている相談者にお勧めの銀行をご提案しましたが、わずか数か月前とは候補の顔触れが変わっています。

 

今後の金利動向ですが、欧米の金融引き締めの動きは変わらないなか、日銀は制限なく国債を買い入れる連続指値オペを実施したり、1回当たりの国債買い入れ額を増やすという発表をするなど、力づくでの金利上昇の抑え込みを行う予定ですが、国際的な利上げ圧力にどこまで対抗できるかという感じで、当面は長期の固定金利が半年前の水準まで下がる見込みは薄そうです。

 

 

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