家計 失敗しない投資運用の基本的な考え方

先日、ハウジングセンターのイベントで、投資運用についてのご質問がありました。今年からNISAの制度が新しくなったり株高などの影響もあり、家づくりの資金相談の際にどのように投資運用すればよいかとのお話が良く出ます。草野自身は投資運用の専門家ではないので一般的なお話しにはなりますが、こんなふうにお答えしています。

 

投資運用先はいろいろありますが、まず押さえるのは「投資」と「投機」の違い。一般的に、投資とは投資先の業績や内容を理解して中長期的なリターンを期待して資金を投じる行為で、「投機」は相場の動きなどを利用して短期的なリターンを狙って資金を投じる行為と言えます。「投機」の判断基準は損得のみで、相場などなかばギャンブル的な要素が強く、デイトレーダーなど相場を頻繁に見れるならともかく、そうでないなら当たるか外れるか運次第のまさにギャンブルになりかねません。

 

この損得に目が行き過ぎる人がハマるのが、詐欺。欲に目がくらむと、いかにも怪しい話も信じてしまいがち。ちょうど先日逮捕者が出た「案件」に、医療機関向けの債務保証会社の社債というのがありましたが、満期5年で元本保証のうえ利回りは年20%というすさまじいもの。こんな金融商品があったらすごいです。まだ逮捕されただけなので本当に詐欺かは分かりませんが、満期を迎えて償還を迫られたところで自転車操業が発覚したそう。異常な高利回りのうえ元本保証など冷静に考えればあり得ないと分かります。

 

それでは、投機ではなく投資をするなら、どのような点を意識すればよいか。会社員など仕事が忙しくて金融商品や相場などを調べたり勉強する時間が取れないなら、無難なのはプロが複数の金融商品を運用してくれる投資信託で、毎月一定額を積み立てる投資信託なら小額から始められ、時期も分散することで相場の変動へのリスクも抑えられます。よりリスクを抑えたいなら、市場の動きと連動するインデックス型が良いでしょう。

 

投資信託でなく株式など特定の金融商品で運用したいなら、自分の仕事や趣味などで詳しかったり業実のある業界や会社の中から選ぶのが良いでしょう。その業界や会社の動向や情報を追うのも苦になりませんし、良く理解しているので相場の変動で動揺することもなく、冷静に対処できるでしょう。その会社のファンであれば損得だけでなくその会社を応援する気持ちで保有し続けることも出来ますし、株価が下がった時こそ逆に買いますチャンスと思えるかもしれません。

 

ということで、失敗しない投資運用の方法とは、いたずらにもうけを追わず、知らないものには手を出さない。ローリスクハイリターンのおいしい話などないので、経験や時間がないのならローリスクローリターンで手堅く運用するという、当たり前のお話しでした。

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ ローン・住宅ローンへ

住宅ローンランキング

計画中ランキング

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を!

名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー

家計とマイホーム相談室 草野芳史

https://my-home-fp.com/

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

コラムをカテゴリー別で閲覧する