住宅ローンを検討中の方から、「最近、金利が上がっているらしいけど、今申し込んで大丈夫かな?」という声をよく耳にします。特に「固定金利は上がっている」とニュースで見ても、何がどう変わったのか、どの金利タイプを選ぶべきか、判断が難しいものです。この記事では、2025年6月時点の住宅ローン金利動向をわかりやすく整理し、今後の対策についてもお伝えします。
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6月は固定金利タイプや固定金利期間選択タイプを中心に利上げ
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6月の住宅ローン金利は、多くの金融機関で「固定金利タイプ」や「固定金利期間選択タイプ」が軒並み上昇しています。背景には、日本の長期金利(10年国債利回り)が再び約1.5%に達したことがあり、これが固定金利の上昇につながっています。
実際、メガバンクやネット銀行では、
- 10年固定金利型:1.5%以上
- 全期間固定金利型:2.0%以上
という水準が目立ちます。2024年春頃は10年固定で1.0%未満、全期間固定でも1.5%前後だったことを思うと、この1年間で金利が大きく動いたことがわかります。
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【フラット35】の優遇活用で低金利に
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そんな中、注目されるのが「フラット35」の存在です。2025年6月の金利は、融資率9割超・返済期間20年超で年1.890%。先月から0.07%の利上げがあったとはいえ、全体の相場から見ると依然として割安感があります。特に以下のような条件に当てはまる方は、当初金利がさらに下がります。
- 長期優良住宅
- 子育て世帯・若年夫婦世帯
これらの金利優遇制度を利用すれば、当初5年間は0.890%という水準も可能です。これは変動金利にも匹敵する水準でありながら、長期固定で安心できる点が大きな魅力です。
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【今後の見通し】変動金利もじわじわ上昇か?
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現時点では変動金利タイプは据え置きの金融機関が多いですが、今後の政策金利の動向によっては1%台後半〜2%程度まで上がる可能性も否定できません。「変動金利で借りているけど、このまま固定に切り替えるべきか…」と迷っている方も、今後のシミュレーションを一度立ててみることをおすすめします。
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【まとめ】金利上昇に備え、早めの対策を
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6月の住宅ローン市場は、固定金利タイプを中心に金利上昇が続く一方、フラット35の割安感が際立っています。特に、将来の金利リスクを避けたい方にとっては、今のうちに長期固定を検討する価値は十分にあります。迷っている方は、まずはライフプランに合わせたローン選びを、専門家と一緒に検討してみましょう。無料相談やシミュレーションも随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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