本日は、一宮市のハウジングセンターにて家づくり相談会をしたあと、名古屋駅前の相談室にて1組ご相談をお受けしました。
ご相談のメインテーマは、「持ち家か賃貸か」。持ち家も賃貸も一長一短あるので、どちらが正解というものではありません。いろいろな意見はありますが、立場によって主張も変わります。
この「立場」というのがクセモノ。もしかしたら、賃貸住宅の営業マンなら、「家余りのこのご時世、わざわざ大きな借金を背負ってまで家を買うことはありません。買った家に欠陥があったり、隣にヘンな人が住んでいたり、地震で倒れでもしたらどうしますか?」なんて言ってくるかもしれません。新築分譲マンションの営業マンなら「不動産は単に住むためだけでなく、資産形成にも役立ちます。将来人に貸すことも出来ますよ」なんて言うかもしれません。それぞれウソではありませんし、それなりの説得力もあるかもしれません。物は言いようですね。
ただ、要注意なのは、それぞれある面、もっというと物事の良い面しか言っていません。それも、発言者に有利になるような面からしか言っていません。なまじウソではないのがややこしいところで、業界人でないと、なんとなく信じてしまうかもしれません。そういう意味では、その発言者がどんな立場で、何で利益を得ている人なのかが分かると、発言の裏に隠れる意図が見えるかもしれません。分譲マンションの営業マンであれば、マンションを売るためにマンションのメリットを強調するのは当然のことですから。
敢えて立場の違う営業マンの話を聞いて、その主張を比較するというのも一つの手です。今回の「賃貸vs持ち家」もそうですが、「戸建てvsマンション」「新築vs中古」「建売vs注文住宅」「木造vs鉄骨造」「地元工務店vs大手ハウスメーカー」・・・ いくらでも挙げられます。
ただ、そんな裏をさぐるような話をするのも気苦労があります。本日のご相談者もそういった点が気になったようで、わざわざネットを調べて「特定の商品が無い」というのが、決め手となって、家計とマイホーム相談室にご相談にお越しいただきました。家計とマイホーム相談室は、まさに特定の商品を売るための相談はしませんので、賃貸住宅のメリット・デメリット、持ち家のメリット・デメリットをご説明し、持ち家を買う場合に備えて、買い時や注意点もお話ししました。結果として家の購入は将来にするということになりました(ご相談者からいただいたご感想はコチラからご覧いただけます)。
家計とマイホーム相談室では、そのご家族の望む暮らし・ライフプランから逆算して、どのように家を考えればよいのかをアドバイスしています。もし中立な立場のお話を聞いてみたいという方がいたら、お気軽にお問合せ下さい。
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マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を!
名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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