昨年来1年以上続いた住宅ローンの利上げがひと息つきました。昨日発表された各金融機関の金利を見ると、長期固定金利タイプの代表的商品であるフラット35の返済期間20年超で先月の1.96%から1.76%と0.2%の利下げになるなど、短期の固定金利期間選択タイプから35年の長期固定金利タイプまで、最大0.2%程度の利下げになっています。フラット35でいえば、令和3年の10月に利上げが始まって以来、1年半ぶりの利下げとなります。これは3月に長期金利(日本の10年モノ国債)が昨年12月以来の0.3%を切る水準まで下がったことや1ドル130円近くまで円が上がった影響があると思います。各国でもコロナ禍以降の金融引締め(利上げ)もひと段落し、逆に金融機関の破綻なども発生しているため、今後は再度の利下げ時期を計っている状況とも言えます。このまま一気に下げになるわけではなく、今月の利下げの反動で来月は多少の利上げもあるかもしれませんが、今年後半に向けて利下げに転じる可能性は十分にあり、その前段としてこれまでの利上げの峠を迎えたと言えるかもしれません。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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