4月27日・28日に、日銀の金融政策決定会合が開かれました。日銀総裁が黒田東彦氏から植田和男氏に代わって初めての会合ということで、前任の黒田氏が推進した金融緩和路線を引き継ぐのかどうかが注目されましたが、これまで植田氏がコメントしていた通り持続的・安定的な物価上昇率2％という目標は変えず、当面、金融緩和を継続するとの姿勢を、日銀の金融政策決定会合の場でも改めて明確にしました。
ただ、状況に応じて政策の変更もあり得るともしており、そのため過去25年の金融政策の効果や副作用を点検するレビューを行うことも表明しています。黒田氏の行った異次元の金融緩和がどのように評価されるのかも含め、どのような内容になるのか大いに気になりますね。
それはともかく、今回の日銀の金融政策決定会合の結果を見ても既定路線通りで、当面日本の住宅ローンの金利も大きく動くことは無さそうです。うまくいけば、夏以降、長期固定金利を中心に多少の利下げもあるかもしれません。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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