『自分達はいくらまで家づくりにおカネをかけて大丈夫なのでしょう?』
よくお受けするご質問です。
住宅会社や不動産会社は
「一生に一度の家づくり。銀行はおカネを貸してくれるのだから、
後悔しないように充分予算をかけましょう」
と言い、銀行も
「あなたの年収なら○○○○万円まで融資できます」
と言ってくるかもしれません。
でも、銀行というお金のプロが言うのだから間違いない、
と言えばそうでもなく、「借りられる金額=返せる金額」ではありません。
銀行はあくまで年収などの条件で一律に判断するだけで、実際には同じ年収でも、
DINKS世帯と子供が3人いる世帯とでは生活費も全く変わり、
住宅ローンの家計に対する負担も全く変わってくるのです。
つまり、家づくりにかける予算は、売り手である住宅会社や不動産屋、
貸し手である銀行の言葉を鵜呑みにするのではなく、
各家庭それぞれが自らの家計に合わせて判断しないといけないのです。
そのためのツールが「キャッシュフロー表」。
キャッシュフロー表とはご家族のライフイベントをもとに、
給与などの収入と生活費などの支出をシミュレーションした、
家計の収支予測のこと。
キャッシュフロー表を作成すると、次のようなことが見えてきます。
・家づくりにいくらおカネをかけていいの?
・どんな住宅ローンが合っているの?
・もしいま死亡したら、保障(保険)がどれくらい必要なの?
・子どもの教育費はいくらかかるの?
・老後資金は年金だけで足りるの?
家計の課題が分かれば、
問題が大きくなる=家計が破綻する前に対策を打つことができます。
家づくりだけでなく、暮らし全般の指標として、
キャッシュフロー表を作成し、家計を見つめ直すことをお勧めします。
資金計画 家づくりの前に・・・キャッシュフロー表作成のススメ
代表プロフィール
草野芳史(くさのよしふみ)
資格・役職等
CFP
住宅ローンアドバイザー
宅地建物取引士
公認ホームインスペクター(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会)
(一社)マンション管理相談センター理事
金城学院大学非常勤講師
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