10月の住宅ローンの金利が各金融機関から発表されました。住宅ローンの金利は7月末に日銀が金融政策を一部変更して以降長期金利が上がり、住宅ローンも長期の固定金利を中心に利上げが続いています。9月末には長期金利が0.7%台後半まで上がり、それがどのように住宅ローンの金利に影響したか見てみます。
まず変動金利タイプですが、長期金利とは直接リンクしないので先月から据え置きで、中には変動金利を利下げした金融機関も見られました。
それに対して、固定金利期間選択タイプや長期の固定金利タイプはフラット35が前月から0.08%プラスの1.88%になるなど軒並み0.05~0.1%程度の利上げとなっています。これは3か月連続で、例えばみずほ銀行の35年固定(保証料型)では、7月は1.44%だったところ10月は1.81%と、この3か月の間に0.37%も上がりました。
この利上げの原因である海外、特に欧米の利上げはまだ続きそうで、少なくとも年内は利上げの圧力が続きそうです。いちぶの金融機関で変動金利タイプを0.3%台まで利下しているのは、当面は固定金利タイプよりも変動金利タイプを売り出そうという狙いがあるのでしょう。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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