みずほ銀行は、ライフイベントに応じて
住宅ローンの返済額を増減できる新サービス
「ライフステージ応援プラン」を開始しました。
このサービスは、
共働きで収入の多い期間は返済額を増額したり、
産休・育休中や子どもの学費のかさむ時期は返済額を減額するなど、
ライフイベントに応じて返済額の見直しができるというもの。
返済額を増額する場合は、返済期間は短縮しないので、
増額期間経過後の月々の返済額が当初よりも減ります。
実質的に、返済額低減型の繰上返済と同じ効果があると言え、
家計に余裕がある場合は、敢えてこのサービスを利用する必然性は
あまり高くないように思われます。
むしろ、このサービスの意義は、
家計に余裕が無い時に返済額を減額できるという点でしょう。
減額の方法は2つあり、
1つ目は返済期間を延長することで返済額を下げるという方法で、
2つ目は返済期間は変えずに返済額を下げるという方法。
後者は、減額期間経過後の月々の返済額は、当初よりも上昇します。
減額の対象となるライフイベントは、
・配偶者の産休や育休・時短勤務、子どもの幼・保育園入園
・子どもの学校入学(予備校含む)・家族の留学
・本人もしくは配偶者の転職
・自宅のリフォーム
・本人もしくは配偶者の転勤(単身赴任)
・本人もしくは家族の結婚・親族の葬儀 など
となります。
また、返済額減額の条件として
「年収が減少していないこと」が挙げられているので、
借入者の支出が増えた場合が主な対象であり、
年収が減少して返済がキツクなった場合は対象外です。
減額の際には、みずほ銀行と保証会社による審査が行われ、
審査に通らなければいけない他、
・減額できる金額には下限がある
・総借入期間は最長35年以内かつ、完済時年齢は81歳未満
・追加の保証料が必要になる場合がある
といった点にもご留意下さい。
不測の事態が発生したときのことを考えれば、
このようなサービスがあるというのは安心材料ではありますが、
そもそもこのサービスを使わなくて済むようにしたいもの。
そのためにも、住宅ローンを借りる際には
家計の収支予測(キャッシュフロー表)を作成し、
借入額や返済期間などをしっかり検討しておきたいものですね。
住宅ローン みずほ銀行が、住宅ローン返済額を増減できるサービスを開始
代表プロフィール
草野芳史(くさのよしふみ)
資格・役職等
CFP
住宅ローンアドバイザー
宅地建物取引士
公認ホームインスペクター(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会)
(一社)マンション管理相談センター理事
金城学院大学非常勤講師
メディア出演・掲載誌
メディア掲載一覧を見るお客様の声
お客様の声一覧を見る新着・イベント情報
-
2024/11/19
2024年12月1日(日)三重県鈴鹿市にて住まいのワンポイント相談会開催 -
2024/11/14
メルマガ「マイホーム購入塾」vol.263発行しました -
2024/11/10
2024年11月30日(土) 中日新聞桑名ハウジングセンターにて住まいのワンポイント相談会開催