本日、日本の１０年モノ国債の利回り（長期金利）が一時１．０％の大台に乗りました。長期金利は、日銀黒田前総裁の異次元金融緩和の頃は、長短金利操作（ＹＣＣ＝イールドカーブコントロール）でコントロールされていましたが、植田現総裁になって段階的に引き上げられ、２０２３年１０月に１．０％が目途とされたあと、この３月にＹＣＣ自体が撤廃されていたところでした。その国内の動きにプラスして、アメリカの利下げが先送りになりそうだとの観測も広がり、長期金利が２０１３年５月以来１１年ぶりの水準となる１．０％の大台に乗りました。
この長期金利の動きは、住宅ローンでは長期の固定金利タイプや１０年以上の固定金利期間選択タイプの利上げにつながる可能性があります。長期金利は４月下旬が０．９％前後だっところ、そこから０．１％程度上がっていることを考えると、６月１日に公表される６月の各金融機関の長期固定金利の金利は５月から０．０５％～０．１％の利上げとなる可能性があります。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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