住宅ローン 9月の住宅ローン 固定・期間固定は下がったものの、変動はジワリと利上げ

7月末の日銀の政策金利の引き上げ以降、お盆前には株価が乱高下するなど大きく動いたマーケットも、落ち着きを取り戻してきた感があります。そんな中、9月に入って各金融機関から今月の住宅ローンの金利が発表されました。

 

全体としては、先月のマーケットの激変で長期金利(日本の10年モノ国債の利回り)が下がった影響で、フラット35(返済期間20年超)が1.85%から1.82%への利下げになる等、長期の全期間固定金利タイプから短期の期間固定金利タイプまで軒並み利下げとなりました。

 

ただ、日銀の政策金利の引上げは中長期的にはまだ続く方向で、これは変動金利タイプの利上げ圧力となります。ネットバンクでは徐々に変動金利タイプの金利が上がっており、今月も楽天銀行が0.111%利上げの0.844%となりました。楽天銀行の変動金利タイプは、今年1月は0.550%でしたから、そこから8か月間で0.294%も上がったことになります。また、この動きはネット銀行からリアルの銀行にまで広がりつつあり、東海労金は0.79%から0.15%上がって0.84%となりました。政策金利は年内の再度の引上げは無さそうですが、年明け以降に再度の引上げもあり得るため、変動金利タイプが上がるのは既定路線と言ってよいでしょう。

 

あと、今月にはアメリカのFRBが政策金利を引き下げる見通しで、これは日本の住宅ローン金利の利下げに繋がる可能性はあります。とは言っても変動金利タイプではなく、利下げになるのは固定金利や固定金利期間選択タイプでしょう。ちなみに、日銀の政策金利引き上げではマーケットの乱高下が起こりましたが、今度のアメリカの政策金利の引き下げでは、十分想定内の事態なので、極端なマーケットの乱高下は起こらないでしょう。

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ ローン・住宅ローンへ

住宅ローンランキング

計画中ランキング

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を!

名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー

家計とマイホーム相談室 草野芳史

https://my-home-fp.com/

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

コラムをカテゴリー別で閲覧する