マイホームを購入するときには、どんな費用が掛かるのかとの問い合わせを頂きました。たしかに家づくりには物件（建物や土地）の費用以外にいろいろなタイミングでお金が必要になり、いつ、何に、いくら必要になるか知っておくと、いざ希望の物件が見つかった時にバタバタせずに有益です。ただ、家の種類（注文、建売、中古、マンション（新築・中古））によって必要となるお金はバラバラです。ということで、大きく完成物件（建売住宅、中古住宅、マンション（新築・中古））と注文住宅に分けて、以下ざっくりご紹介します。
【完成物件：建売住宅、中古住宅、マンション（新築・中古）】
※土地購入もおおむね同様
・契約時
手付金、売買契約の印紙代
不動産会社によっては仲介手数料 など
・引渡前
火災保険
住宅ローンの費用（印紙代、手数料、保証料） など
・引渡時
物件代金、登記費用、固定資産税の清算金 など
・引渡後
引越代、不動産取得税、近隣挨拶の手土産 など
・その他
エアコン、カーテン、家具・家電 など
修繕積立金の一時金（マンションの場合）
【注文住宅】上記完成物件にプラスして下記がかかります
・建物本体工事の着工前
測量、地盤調査、工事請負契約の印紙代
設計料、各種申請費用
工事代金（契約時・着工時金）
解体費・造成費（場合による）
地鎮祭、近隣挨拶の手土産 など
・工事中
工事代金（上棟時・木工事完了時など）
・完成時
工事代金（残金）
外構代 など
・その他
水道の負担金 など
また、住宅ローンで賄える費用とそうでない費用もあり、住宅ローンで賄える分は、事前のローン手続きさえしておけば資金繰りは大丈夫なケースが多いです。物件（土地・建物）の購入費用は基本的に住宅ローンの対象となり、付帯工事（解体や外構、エアコン、照明、カーテンなど）も、建物本体とまとめて契約すれば住宅ローンの対象になるのが一般的です。それ以外の諸費用（登記や印紙代、仲介手数料、火災保険など）は住宅ローンの対象にならないのが一般的ですが、銀行によっては対象になることもあります。
このようにいつ、どのような費用がかかるか知ったうえで物件探しや住宅会社探しをすると、いざ物件を決める時に慌てずに済みます。なお、各項目の具体的な金額については物件や諸条件によって変わるので、住宅会社や不動産会社に確認下さい。
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マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を！
名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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