住宅ローン 住宅ローンに“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”は禁物!

昨日は、住宅ローンの事前審査に

通らなかったというご相談がありました。

 

けっこうな数の銀行に申し込んだもののダメだったので、

不動産会社から、さらにいくつかの銀行に

追加でローンを申し込むように言われたとのことです。

 

 

住宅ローンに通らなければ、せっかくの家が買えない・・・

 

でも、不動産会社に言われるがまま、

追加で住宅ローンの審査をしても、

いいことは全くありません。

 

住宅ローンの審査は、通るときは一発で通りますし、

難しいときはしっかり傾向と対策を立てないと、

通るものも通らなくなります。

 

 

ハッキリ言って不動産会社は、

どこでもいいからローンに通れば良いのです。

 

なので、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとばかり、

審査に通らなければ、次から次へと別の銀行へ申込ませます。

 

そして、結果は全滅。弾切れになるのです。

 

 

住宅ローンの審査に落ちれば

誰しも少なからぬショックを受けます。

 

さらに一つどころか立て続けに審査に落ちると

ショックも2倍、3倍。人としての存在まで否定された

ように感じてしまうのです。

 

そのうえ、それらの記録が個人信用情報に残ってしまい、

後々悪影響を及ぼすことがあるのです。

 

 

そんな事態を防ぐには、どうすればよいか?

 

まず、あてずっぽうにいくつもの銀行に

住宅ローンを申し込むことはせず、

希望や条件を踏まえて申込み先を絞り込むこと。

 

それでも審査に通らなかった場合は、いったん冷静になり

原因を分析し対策を立ててから、再度審査に申し込む。

 

その際、条件的に難しいと思われるときは、

敢えて購入をキャンセルすることも視野に入れるべきです。

 

売買契約締結前であればペナルティはありませんし、

契約後であっても融資特約で白紙解約できます。

 

無理やりローンを通しても、金利や保証料が高いなど

条件が悪くなることもあるのです。

 

 

「マイホームが欲しい」という気持ちは

抑えがたいかもしれません。

 

でも、時と場合によっては、出直す勇気も必要。

住宅ローンに“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”は禁物です。

 

 

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