住宅ローン 住宅ローンを安易に選んでしまう理由

本日は、田舎にお墓参りにいくので、

珍しく新幹線の中でブログを更新しています。

 

 

さて、前回の当ブログ「FP直伝! 失敗しない

住宅ローンの選び方」で、住宅ローンを借りる際には

「あてずっぽうにいくつもの銀行に

住宅ローンを申し込むことはせず、

希望や条件を踏まえて申込み先を絞り込むこと」

と書きました。

 

でも、実際の不動産売買の現場では、

そんな悠長なことを言ってられないことがほとんど。

 

不動産会社は、希望の物件があったら

「まずは住宅ローンを通してこい」

と、事前申込みをさせたがるのです。

 

これ、はっきり言って、不動産会社側の都合。

 

せっかく売買契約しても、

住宅ローンが通らなければローン特約で白紙解約。

せっかくかけた手間がパーになるのを防ぎたいからです。

 

 

ちょうど先日あった、あるご相談者のケース。

 

週末に希望の物件を申込んだところ、

不動産会社からは1週間後に売買契約をするから

それまでに住宅ローンの事前審査を通すように言われました。

 

ちょうど連休もあったため、実働4日間で

銀行の選定から必要書類の準備、申込書の提出、

そして審査までを行わなければなりません。

 

超特急で段取りし、

何とか期日に間に合わせることが出来ました。

 

 

この方の場合、事前に資金や住宅ローンの打合せをしていたので、

結構条件のよい住宅ローンをお選びいただいただけました。

 

でも、何も準備をしていなければ、

こんな短期間に自分でローンを決めるのは困難。

恐らく、不動産会社に言われるがまま

住宅ローンを選んでいたでしょう。

 

そのローンが希望に合い、かつ条件がよければ問題ありません。

 

が、不動産会社は残念ながら「より良い住宅ローン」よりも

「より通しやすい住宅ローン」を選ぶ傾向にあります。

 

不動産会社はたいてい

1つの銀行では足らず、少なくとも2つか3つ、

多いと5~6の銀行に事前審査を申込ませたりします。

 

どこでもいいから住宅ローンの審査に

通りさえすれば良いと考えている証拠です。

 

たくさんの銀行に住宅ローンの審査を出して

良いことが無いのは、前回のブログで書いた通りです。

 

そういう点で、住宅ローンの事前審査を

いくつの銀行に出せと言うかで、

不動産会社の善し悪しが見極められると言ってもよいでしょう。

 

 

住宅ローン選びの際、深く考えずに

自分に合わないローンを選んでしまう原因は

こんなところにもあります。

 

不動産の売買は早い者勝ちですから、

ただでさえ時間がありません。

 

不動産会社が住宅ローン選びを急かすのは、

仕方がない面もあります。

 

でも、住宅ローンというのは、利息分も含めると

家や土地以上の支払いになることもあります。

 

そんな人生で一番高い買い物になり得る住宅ローンを、

安易に決めてしまって大丈夫ですか?

 

希望の物件を逃さず、

そしてお得で安心な住宅ローンを選びためには、

事前の準備が大切ですよ!

 

 

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