昨日は、新築マンション購入の契約をなさった方から
住宅ローンのご相談がありました。
マンションはじめ、建売分譲住宅の購入や注文住宅の新築に当たって、
多くの方は住宅ローンを組んで支払いに充てます。
万一住宅ローンの審査に通らないと支払いが出来なくなるため、
売買(請負)契約書には「ローンが通らなかったら白紙解約できる」とする
“ローン特約(融資条項)”を盛り込むのが一般的。
これで住宅ローンの審査がまだでも、
安心して売買(請負)契約を結ぶことが出来るのです。
ただし、時々ローン特約が付いていても安心できない事があるので、
注意が必要。昨日のご相談もそのパターンでした。
確かにローン特約はついています。
でもその特約の対象は、
「マンション販売会社の提携ローンに限る」と言うのです。
これだと、例えば本命である金融機関の審査に落ちても、
提携ローンの審査に通ればローン特約の対象となりません。
そのため本命の0.6%の金利が通らず、
提携ローンの4.0%という高い金利で借り入れするか、
売買契約を解約にあたり手付金放棄を求められる事態が起こり得るのです。
昨日のご相談者も、草野が指摘して初めて
この事実を知ったとのこと。
ローン特約が付いているからと言って、安心はできません。
契約の際には、しっかりその中身を確認することをお勧めします。
住宅ローン ローン特約が付いているから安心、ではアリマセン!
代表プロフィール

草野芳史(くさのよしふみ)
資格・役職等
CFP
住宅ローンアドバイザー
宅地建物取引士
公認ホームインスペクター(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会)
(一社)マンション管理相談センター理事
金城学院大学非常勤講師
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