昨日は2組のご相談がありました。
その中で、住宅会社から提出された見積の坪単価が高くないか?
とのお話しが出ました。
“坪単価”というのは、ひと坪(2畳)あたりの建築費。
【建築費用 ÷ 延床面積】で計算できます。
資金計画を立てる際のおおよその目安になり、
建物のコストを簡単に算出できます。
ただ、坪単価を過信してはいけません。
坪単価は、同じ間取りであっても、
使う設備や仕上げ材によって、金額は変わります。
同じ面積であっても、
建物の形が変われば金額も変わります。
今回のご相談で言えば、
高気密高断熱や自然素材などをご希望されているうえ、
建物の形もコの字型のプランになっています。
これらはすべてコストが上がる要因になりますから、
このご相談者が住宅会社から提示された坪単価は、
一概に高いとは言えないとお伝えしました。
住宅会社によって、標準的な坪単価を提示していることもありますが、
あくまで一定の“一定の条件”で建てた場合の単価に過ぎません。
例えば、延床面積35坪、長方形の総2階建、
設備や仕上げ材は標準品など。
注文住宅でこだわればこだわるほど、
住宅会社の設定から外れていき、
オプション対応が増えて坪単価が上がっていきます。
坪単価はあくまで“結果論”、
建てる建物によって上下するとお考えください。
資金計画 坪単価は結果論 過信は禁物!
代表プロフィール
草野芳史(くさのよしふみ)
資格・役職等
CFP
住宅ローンアドバイザー
宅地建物取引士
公認ホームインスペクター(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会)
(一社)マンション管理相談センター理事
金城学院大学非常勤講師
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