2020年も半年が過ぎました。この半年間は何といっても新型コロナウイルスが、仕事に生活に世界情勢にまで大きな影響を与えました。住宅ローンの金利については、ジェットコースターのように上下した株価などに比べておとなしいもので、若干上下はあるものの、外とコロナ禍の前の今年1月の水準とそれほど変わっていません。
ただ、昨日7月1日に各金融機関から発表された7月の住宅ローン金利は、長期の固定金利を中心に先月よりも0.05%程度の利上げとなっており、変動金利は0.4%前半から、10年固定は0.7%程度から、35年固定のフラット35は1.3%となっています。まだ大きな利上げの動きにはなっていないものの、今回の利上げは、日経平均で22,000円という株価の上昇に合わせて上がってきた長期金利(日本の10年モノ国債の利回り)に連動する動きです。もしこのまま株価が順調に推移するとが上がるようだと、長期の固定金利を中心に住宅ローンの金利がさらに上がる可能性もあります。このあたりは、新型コロナウイルスの動向次第という面が多分にあり、世界各地で実施されつつあるワクチンのテストなどが順調に進んでコロナの収束の見通しが立てば、このままの動きが続くかもしれません。
ただ、ワクチンの開発ももう少し時間がかかりそうですし、その間にコロナの第二波が来る可能性もありますので、楽観できません。ということで、住宅ローンの金利がこのまま上がるとはなかなか言えないということです。
ちなみに、上記の話しは主に住宅ローンの中でも10年以上の期間固定や全期間固定金利の場合です。変動金利の場合は、長期金利ではなく景気とダイレクトに連動しますので、コロナ不況の影響が短期間で解消する可能性は低いので、今しばらくは低金利が続くでしょう。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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