本日、メガバンクを始めとする民間金融機関から
7月の住宅ローンの金利が発表されました。
先月は、長期の固定金利タイプを中心に若干の利下げで、
2月の日銀のマイナス金利政策の影響もひと息ついた模様でしたが、
名古屋地区の7月の金利動向はどうなったのでしょうか?
まずは変動金利タイプから。
マイナス金利政策の影響による利下げの動きもひと段落で、
今月は据え置きとなりました。
それでも変動金利タイプは
0.6%前後と過去に例のない低水準となっています。
日銀の金融緩和・マイナス金利政策は物価上昇率が2.0%になるまで継続の
見込みなので、変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。
次に、固定金利タイプと固定金利期間選択タイプ。
1月29日の日銀のマイナス金利発表以降-0.1%前後の水準で
推移している長期金利(10年モノ国債の利回り)は、
先月末のイギリスのEU離脱問題もあり-0.2%台まで急落。
そのため、今月は10年以上の固定金利・期間選択タイプを中心に
利下げとなっています。その下げ幅は金融機関によっては0.2%と
大幅な利下げも見受けられます。
その結果、三井住友信託銀行では10年固定で0.40%、
30年の長期固定で0.80%という超低金利も出てきました。。
ただ、メガバンクや信託銀行などは、
借入者の条件(属性)によって最低金利が出なかったり、
中間金やつなぎ融資の扱いも厳しく、
当初固定期間終了後の上げ幅が大きかったりします。
表向きの金利だけで判断せず
地銀・信金も合わせて比較する方が良いでしょう。
フラット35の金利動向の詳細は明日レポートしますが、
速報としては20年超のフラット35で0.93%と、
前月から△0.17%と過去最低を更新する大幅な利下げとなっています。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の“表向き”の数字です。
借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、
さらに優遇幅を大きくすることもできます。
住宅ローン 2016年7月の民間住宅ローン金利動向 ~EU問題の影響か、さらに利下げ~
代表プロフィール

草野芳史(くさのよしふみ)
資格・役職等
CFP
住宅ローンアドバイザー
宅地建物取引士
公認ホームインスペクター(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会)
(一社)マンション管理相談センター理事
金城学院大学非常勤講師
メディア出演・掲載誌
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2023/08/05
メディア出演・掲載一覧 -
2023/08/05
中日新聞「日銀修正政策から1週間 長期金利低く 影響限定的」にコメント掲載 -
2023/02/21
中日新聞「住宅ローン金利 どう動く」にコメント掲載 -
2023/01/10
「不動産売却の費用・手数料を一覧で紹介」記事監修しました -
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中日新聞「参院選2022 中部経済 課題の現場から 住宅ローン」コメント掲載
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