本日は、「アメリカ広葉樹日米建築家懇談会」に
参加させて頂きました。
草野は、建築家ではありませんが、
日本建築家協会(JIA)の愛知地域会の住宅研究会に
参加させていただいている関係で、
潜り込ませていただきました。
会は、日本人やアメリカ人の建築家6人による
講演やパネルディスカッションなど、専門的な内容。
いろいろと興味深いお話をお聞きできましたが、
特に印象的だったのが、アメリカ出身で
現在日本で活躍している建築家
James Lambiasi(ジェームス・ランビアーシ)さんのお話し。
日本建築の良さを取り入れて設計しているのですが、
参加した日本人建築家曰く
「日本人の僕らが忘れていることも表現している」
とのこと。
▼▼ツーショットを撮らせていただきました▼▼
またアメリカ人だからできる大胆な発想が、
「面白いカタチ」になるとのお話しも。
あるマンションのリノベーションで、
風通しを確保するために、
(マンションは南面のみに窓があることが多い)
玄関を開放しておこうという話になったそう。
それだけでも少々日本人離れした発想ですが、
玄関を開放しておくと虫が入ってくるので、
玄関からLDKに入るところに網戸を設けました。
すごいのは、障子の位置(玄関とLDKの間)というだけでなく、
網戸が障子の枠に網を貼って作ったということ。
職人さんが「障子の枠に網を貼ったのは初めてだよ」
と言ったとか。日本人には出てこない発想です!
でも、写真を見る限り、全然違和感ないだけでなく
ジャパニーズテイストになっています。
網戸ってデザイン的にはスッキリしませんが、
敢えて障子の枠と組み合わせて
“見せて”しまうというのも、面白い方法ですね。
建築にはいろいろな可能性がありますね!