家づくりの進め方 コロナ後の住まいはどう変わる?

全国に出されていた新型コロナウイルスの緊急事態宣言も39の県で解除され、飲食店やデパートなどでも営業が再開され始めています。住宅業界も同様で、住宅設備機器メーカーのショールームが再開しはじめるなどの動きが出ています。ハウジングセンターでもセンターハウスの通常営業が再開され、6月には相談会など小規模なイベントから徐々に再開する動きが出ていて、草野にも講師の打診がどんどん来ています。6月は梅雨の季節ですが、春の間は自粛で家に籠っていたので、遅い春がやってきたような心持です(^o^)

 

とはいえ、ワクチンや特効薬ができるまでにはまだだいぶ時間がかかるとのこと。withコロナということで新型コロナウイルスとの共存が求められ、以前とは違う「新しい生活様式」を取り入れなければいけません。というか、草野としては今回のコロナ禍で強制的にそれまでの生活様式を変えられてみて、家族との時間が取れてゆったり過ごせるなど、「意外といいかも!」と思ったのも本音。ランチを庭で家族でとったり、午後の休憩時間に庭のハンモックで仮眠を取ったり。実はこんな暮らし方をしたかったんだ、ということに気づかされました。仕事をするにも「会社に行かなければ」という固定観念は時代遅れ(平成時代、昭和時代の遺物かも!?)。IT社会ではオンラインで十分に仕事が出来てしまうことが身をもって実証されてしまいました(^o^)

 

草野が家づくりのご相談をお受けしていても、このコロナ前・コロナ後の状況変化で、家づくりに対するご要望に変化が出た方もいますし、これから家づくりをしたいという方とお話ししていても、これからの暮らしや新居への優先順位が変わったという方もいます。例えば、家にいる時間が長くなって、草野同様マンションのベランダにハンモックを出して寛いだので、新居でも庭やベランダにてハンモックを使いたいというご希望が出た方がいます。草野家でもそうですが、家族でお料理やお菓子作りを楽しんでいる家庭も多いようで、スーパーはおろかネットでも材料の小麦粉やバターが品薄ですね。そういった家での暮らしを充実させる場をどう作るかも、コロナ後の家づくりのポイントになりそうですね。

 

また、新居には仕事部屋が必須になったという方もいます。オンライン・ミーティングができるよう、広くなくてよいので完全な個室にしたいとのこと。このコロナ禍で在宅ワークやオンライン・ミーティングが花盛りですが、ネットでも仕事をしているところに子どもやペットが乱入してくるという微笑ましい話題も頻繁に見かけます。でも、非常時だから許されるのであって、今後平時に戻った時に子どもやペットが乱入して来たら、ビジネスマナーという点からも、情報管理という点からもマイナスになるでしょう。これからの家づくりでは「在宅ワーク」や「テレワーク」「書斎」がキーワードになるでしょう。実際に草野家でもただいま中古住宅のリフォームを計画中ですが、当初、草野の仕事スペースは共有スペース(というか納戸)の一角でしたが、いまは完全個室への計画を変更しました。

 

さらに、在宅ワークができるということは、通勤に対する考え方が変わるということです。わざわざ毎日会社に通勤しなくてよければ、立地や交通の便よりも生活環境を重視し、コロナなどの疾病にかかる恐れのある過密な都心や街なかよりも、ゆったり過ごせる郊外や田舎に住もうという動きも出てくるかもしれません。仕事さえ確保できれば、買い物や情報はいくらでもネットで事足りますし、公共交通機関が無くても実用化しつつある車の自動運転で、老後の交通手段の問題も解消されます。コロナ後には、土地や住む場所への考え方が、これまでとはガラッと変わる可能性があります。

 

第2次世界大戦後最大の危機とまで言われる新型コロナウイルスが、これからの家や住まい方まで大きく変える可能性を持っています。

 

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