完璧を目指さない！　家づくりで意識すべき3つのこと – マイホームの買い時や予算を診断｜名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナー

2022.02.03 家づくりの進め方完璧を目指さない！　家づくりで意識すべき3つのこと

昨日は江南市まで出張相談でマイホーム予算診断をご提出してきたので、ちょうどそのご近所で昨年新居を完成したKさまのお宅にお邪魔してきました。ちょうどご家族そろっていて、ぐるっと新居を拝見した後、勾配天井でゆったり開放的なLDKで住まい心地や家づくりを振り返ってのご感想をお聞きしました。

Kさまは土地のご購入をされて注文住宅を建築なさいました。家づくりを考え始めてほどなく駅から徒歩10分ほどの好立地の土地を見つけることが出来ました。そこから約1年ほどで新居が完成したので、それだけ聞くと順調な家づくりのように見えます。でも、やはり家づくりは色々決めることが多くて体力も使うので、「草野さんに言われた通り、1年が限界でした」とのこと。

そんな家づくりを振り返って良かったことの一つが、要望に優先順位を付けたこと。やりたいことを全てやってしまうと、たいがい予算がオーバーします。限りある予算を有効に使うためには、割り切りが必要。そこで草野がお勧めしたのが、要望を「絶対やりたいこと」「絶対ダメなこと」そして「できたらやりたいこと」の3つに整理すること。ご家族それぞれが絶対やりたいことはやればよいし、絶対ダメなことはやらなけれよい。ただ、問題になるのが「出来たらやりたいこと」で、これをどこまでやれるかで予算とのせめぎ合いになります。それでも大きな方針が見えていることでブレなくなり、Kさまも「いま振り返ってみると、おおむね最初に決めた優先順位通りの家になりました」とのことでした。

大きな買い物である家づくりは、誰しも100点を目指しますが、あまりに完璧を目指しても、大なり小なり「こうした方が良かった」ということは出てきます。もし新居ができて100点満点だったとしても、それはあくまで新築時点で完璧なだけでで、これから将来家族が変化していくにつれて暮らしに合わない点も出てくるかもしれません。そんなことも踏まえ、家づくりにおいては細かな点まで完ぺきを目指すのではなく、3つ「絶対やりたいこと」「絶対ダメなこと」「できたらやりたいこと」くらいの大まかに優先順位を付けて80点でよいという意識で臨めば、多少気になることが出ても満足度の高い家が出来るでしょう。