家づくりの情報収集の一環として、住宅会社が主催する完成見学会（オープンハウス）を見に行く方も多いと思います。完成見学会はモデルハウスと違って実際に人が住むリアルな家を見学することが出来るので、気になる住宅会社の特徴を知るためだったり、ご自身の間取りやデザインを考える参考になるので、ぜひ何軒か実際に見に行くことをお勧めしています。ただ、漫然と見ても単に見ただけで終わってしまいます。ちょうどいまご相談を頂いている方からも「見学会に行くので、どんな点に注意すればよいのか」との質問がありましたので、こちらのコラムでもご紹介します。
見学会の時に見るべきポイントとしては大きく二つあります。一つ目は見学会の運営そのものから分かる「会社姿勢」です。例えば、社員の接客姿勢やお子様に対するフォロー、説明の仕方、手袋の用意など建物が傷つかない等の配慮、密にならない等の安全対策、近隣に迷惑にならないような駐車場や車の誘導などの配慮が出来ているか？といったところです。こういった対応に会社の姿勢が表れますし、実際に商談に入ったり、設計・施工に入った時にどのような対応をするかを垣間見れます。
二つ目は、建物そのものです。施工が丁寧かのほか、いかにお施主様の意向・希望を反映させたかがポイントです。そのあたりの提案力・対応力をまずは見て下さい。使っている設備（キッチン・洗面等）や仕上材（壁・床、屋根等）が標準的に使っているものなら、それも確認下さい。
なお、注意点としては、間取りやデザインが自分の好みに合わないこともありますが、あくまでその家の施主の要望や好みが反映されているので決してダメなわけではありません。前述の通り、いかに施主の要望を反映させたかを見るようにしましょう。
また、この季節だと思った以上に建物内が寒かったりしますが、だからといって気密断熱性が低いとは言えません。誰も住んでいない家は冷え切っていますし、暖房を入れられなかったり、コロナウイルス対策で換気していることもあるからです。夏も同様に冷房を入れられずに暑いことがあります。
あとは、実際に見学してみたらその感想を家族で話し合ってみて、それらも含めて後で振り返れるようにノートなどに記録することをお勧めします。そうするとその後の家づくりにより活かすことが出来ます。こんな点を意識して見学会を見に行ってみて下さい。
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マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を！
名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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