政府・与党の2023年度税制改正大綱の検討内容が、報道されています。NISAは恒久化・無期限化はじめ生涯投資枠1800万円など投資枠の拡大や一般NISAと積立NISAの併用を可能にするなど大幅な拡充が検討され、貯蓄から投資への流れを進めます。
また、相続・贈与税についても、相続時精算課税でも現行制度だと毎年の贈与は全て申告しなければいけないところ年間110万円までの贈与は非課税とするほか、子や孫への教育資金や結婚・子育て資金の贈与税非課税措置も、2023年3月までのところ教育資金は3年、結婚・子育ては2年延長する方向で検討中です。逆に相続税について、相続前直近3年までさかのぼる生前贈与について、7年前まで相続財産に参入される方向で、若年世代への資産移転促進を図ります。
2023年度の税制改正は、与党案がまもなくまとまった後、年内には税制改正大綱として正式に取りまとめられ、年明けの国会で法案として成立する見込みです。
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家計とマイホーム相談室 草野芳史
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