先日、土地探し中の方とのご相談の中で、土地の広さのお話しになりました。土地は狭いより広いに越したことはありませんが、駅に近い利便性のよい土地であれば単価も上がり、なかなかゆったりした広さの土地を手ごろな価格で手に入れるという訳にもいきません。たいがいは、利便性と環境、広さ、価格などの条件の何かを妥協するなど、優先順位付けをせざるを得ません。
利便性が高い土地というのは、周囲のお店や公共交通、公共施設などが利用しやすいということで、その利便性を買うと考えれば、むしろ家に必要な機能を外に求めることも出来ます。例えば最近だと都心なら公共交通機関を利用したりカーシェアを利用することで、車を持たなければ、車の維持費がいらないだけでなく、駐車スペースも不要になります。近隣に公園があれば自宅の庭に遊ぶスペースも不要なばかりか、庭の手入れも楽になります。バーベキューや家庭菜園も同様、自宅の庭でなくともできます。
当然、自宅にあればいつでも好きな時に好きなことが出来ますが、そこまで必要なものも多くはないでしょう。人によって必要な度合いは違います。例えばわたくし草野家で外せなかったのは防音の効いた音楽室で、これは妻が自宅で毎日楽器を弾いたりレッスンをするからですが、週何日かという程度なら音楽スタジオや公共施設を借りるという方法もあるわけです。せっかく利便性の高い街なかで家づくりをするなら、その利便性をフルに活かすことでそれほど広くない土地でより満足する家がお値打ちに実現するでしょう。
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マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を!
名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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