7月末の金融政策の変更以降、長期金利(日本の10年モノ国債)がそれまで0.5%程度だったところ一時0.65%まで上がり、それに合わせて8月の各金融機関の金利も軒並み利上げとなりました。その後、9月の住宅ローンの金利はどうなったでしょうか。
変動金利タイプについては長期金利ではなく景気と連動するため大きな動きはありませんでしたが、長期金利が8月も0.65%程度で推移ししたこともあり、3年などの短期の固定金利期間選択タイプから35年の長期固定金利まで、2カ月連続で軒並み大幅な利上げとなっています。例えば、フラット35(返済期間20年超)は1.800%と先月から+0.08%の利上げとなりました。また、三井住友信託銀行でいうと、変動金利タイプは7月から0.445%と据え置きとなっていますが、30年固定金利タイプは7月1.51%、8月1.63%、9月1.96%とこの2カ月で0.45%利上げとなっています。
今後ですが、海外の利上げがもうしばらく続きそうなので、年内いっぱいはもう少し利上げ、例えばフラット35でいえば2.0%程度までは上がる可能性があります。変動金利については当面影響ありませんが、年内に固定金利タイプの住宅ローンを借りようという人にとっては利上げという逆風になりそうです。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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