昨日2月22日、日経平均株価がバブル時の1989年末に記録した3万8915円を上回り、終値が前日比836円52銭高い3万9098円68銭と史上最高値を更新しました。生成AI向けの半導体業界への海外投資家等の買い注文が株価を引っ張っています。
また、同じく昨日、日銀の植田総裁が衆議院の予算委員会で「23年までと同じような右肩上がりの動きが続くと予想している」「デフレではなくインフレの状態にある」と述べ、賃金上昇と物価上昇の好循環が強まるとの見方も示しました。株高や賃金上昇、物価上昇がこのまま推移すれば、メディア等で取り沙汰されている日銀のマイナス金利政策の解除も現実味を帯びてきます。そうなると、住宅ローンの変動金利タイプの金利も上がるかもしれません。
ただ、現在の株高は国内のインフレによる面もあり、そのインフレも円安による輸入価格高騰の影響とも言え、今後円安が収まるなど経済環境が変われば株高もどうなるか分かりません。慌ててマイナス金利政策を解除することが景気にブレーキをかけることになりかねないため、日銀としても慎重に景気動向を見極めるでしょう。そもそも今回の日経平均株価の記録更新も瞬間風速に過ぎないかもしれません。まずは週明けの株価の動きに注目です。
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家計とマイホーム相談室 草野芳史
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