住宅ローン 5月の住宅ローンは利上げ基調なれど変動金利は据置き

本日、各金融機関から5月の住宅ローンの金利が発表されました。3月に日銀が金融政策の変更をし、マイナス金利政策の解除により変動金利が、長短金利操作(YCC)の解除で長期固定金利が上がる可能性が取り沙汰されていますが、果たして動きはあったのでしょうか?

 

長期固定金利に影響を与える長期金利(日本の10年モノ国債の利回り)が3月の0.7%台から4月下旬には0.9%程度まで上がったこともあり、フラット35(返済期間20年超)で0.01%利上げの1.83%になったのをはじめとして軒並み0.05~0.1%の利上げとなりました。アメリカのFRBの利下げが先送りされているため、日本の住宅ローンの長期固定金利も当面現在の金利水準を維持するか、多少の利上げの可能性もあるでしょう。

 

4月にネット銀行で利上げにつながる動きの見えた変動金利タイプですが、結果として利上げとなったのは事前に5月の借入金利が発表されていた楽天銀行のみといったところで、前月から据え置きの金融機関が多数を占めるほか、三井住友信託銀行が0.375%から0.33%へ、新生銀行が0.42%から0.29%と利下げした金融機関もあります。なお、短期プライレートが0.1%上がった住信SBIネット銀行は変動金利のうち当初引下げプランは0.095%の利上げとなりましたが通期引下げプランは据置き、店頭表示利率が0.1%上がったイオン銀行は、引下げ幅を拡大するなどにより借入金利は結果として据え置きとなっています。このからくりは改めて解説してみたいと思います。

 

変動金利タイプについては3月のマイナス金利政策解除により利上げの方向ではあるものの、経済に混乱をきたすような急激な利上げは日銀が望んでいないため、短期(半年くらいか)的には現在の水準を維持すると思われます。0.2%といった極端な低金利キャンペーン商品が無くなることが、変動金利タイプの利上げの兆候と言ってもよいでしょう。

 

 

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