このところ世界的なインフレによる金融引き締めで各国の中央銀行は政策金利を引き上げて、上げ止まりが続いていましたが、ようやく利下げの動きが出てきました。
まずはカナダ中央銀行で、6月5日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を5.0%から4.75%に引き下げると発表しました。カナダ中央銀行の利下げは4年3カ月ぶりで、このところのインフレ下での利下げは主要7か国で初となります。次いで6月6日、欧州中央銀行が主要政策金利を4.5%から4.25%へ、中銀預金金利を4.0%から3.75%へとそれぞれ0.25%引き下げることを決めました。欧州中央銀行の利下げは4年9カ月ぶりとなります。
アメリカではFRB(米連邦準備理事会)はまだ利下げの判断には至ってはいませんが、各種統計から早期の利下げも取り沙汰されていてます。日本では短期プライムレートに大きな動きはありませんが、長期金利(日本の10年モノ国債の利回り)については先月末のピーク時の1.075%から0.1%程度下がり0.95~0.97%となっています。このまま利下げの動きがアメリカはじめ各国に広がれば、日本の長期金利も利下げへと潮目が変わる可能性があります。
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家計とマイホーム相談室 草野芳史
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