7月31日の日銀の政策金利引上げ以降、8月のお盆前に株価やドル円レートなどのマーケットが乱高下しました。住宅ローンの金利は中長期的には上がる方向ですが、短期的にはどうなっているでしょうか? 多くの金融機関は月初にその月の住宅ローンの金利が発表されますが、中には月の途中に金利を発表する金融機関もあります。気になったので、そんな金融機関の動向を調べてみました。
まず大手のネット系銀行2行です。イオン銀行は前月に利上げしていたこともあり、今月は据え置きでした。ソニー銀行(9月の金利))は8月が利上げしていたこともあり、逆に利下げとなりました。ただ、8月に0.2%利上げした変動金利については利下げはなく据え置きとなっています。
次に、東海地方の地銀・信金です。表向き大きな動きはなく、変動金利は軒並み据え置きで、固定金利期間選択タイプについては一部の金融機関で利上げが見られた程度でした。ただ、今月までで利上げしている金融機関も少なくないうえ、住宅ローン探しのサポートで金融機関の担当者と話をしていても、「マーケットの情勢を見れば、金利が上がるのは当然だよね」「この秋に向けて利上げの見込みです」という話も耳にするようになり、住宅ローンの風向きが利上げの方向に変わってきているのを肌で感じるようになってきました。
8月中旬の住宅ローンの金利動向は、お盆前のマーケット乱高下のような派手な動きはありませんでしたが、長期で高額な返済をするという住宅ローンの性格からしても短期間での金利の大幅な上下がないのは当然とも言えます。中長期的には金利が上がる可能性があるという前提で、住宅ローン選びや見直しをすることをお勧めします。
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名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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