生命保険大手の日本生命が、予定利率を1月に引上げることを決めました。予定利率とは、生命保険会社が契約者へ約束する保険料の運用利回りのことで、金融庁が設定する標準利率をもとに各生命保険会社が運用見込や経営状況などを踏まえて独自に決めています。かつてバブル期には5%以上の予定利率だったこともありますが、バブル崩壊後は不況や低金利の影響で徐々に下がり、この10年ほどは1%を切るような低水準で推移していました。
今回の日本生命の予定利率引き上げは、年金保険が0.60%→1.00%、終身保険が0.25%→0.40%、学資保険が0.85%→1.00%となります。このため、同じ保障額ならかける保険料は下がることになり、20歳男性が65歳から1000万円の年金を受け取る場合、保険料は月額17,190円から16,380円となります。
生命保険会社ではすでに住友生命や富国生命も予定利率を引き上げており、生命保険業界全体に広がる可能性もあります。住宅ローンの金利も上がり始めていますが、今後、日銀の目指す「金利のある世界」に向けて、金融をとりまく状況も大きく変わっていくでしょう。
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家計とマイホーム相談室 草野芳史
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