2024年もあとわずか。先日、今年最後のご相談で、新居への入居5年ほどたったお客様のご自宅にお伺いしてきました。5年もたつとご家族の様子も大きく変わり、家のご購入時に小さかったお子さまも小学生になり、さらにお二人目のお子さまもいました。
今回のご相談は、そんな家族の変化と住まい方について。お子様が生まれたり入学したりと変化があり、それにつれてものが増えたり住まい方も変わります。さらに今後お子様がさらに大きくなれば、個室も必要になるなど、さらなる変化も想定されます。そういったことも踏まえ、いまの暮らし方を実地に拝見したりお話をお聞きしながら、当面の暮らしや賞らへの備えをどうするかをお話ししました。
こういった変化を想定してよくあるのが、子ども部屋は大きく作っておき、将来間仕切りを増設して個室に分けるという方法。また、勉強スペースはリビングやダイニングなどに設けておき、個室に分けた子ども部屋は最小限のスペースにするという方法。今回のご相談者も、まさにそのようなお住まいなっています。
ただ、当初想定していた使い方からずれてしまうこともあります。例えば、前述の通りリビングに家族共用のスタディコーナーを設けていても、そこを使ってくれないなんてこともあり得ます。例えば草野家の場合ですが、いま高校生の息子と娘は両極端。娘は家にいるときはリビングやダイニングに降りてきて、そこで勉強もしていましたが、息子は家にいるときはほとんど自分の部屋にいます。草野家は、共用のスタディコーナーは設けていないので、息子は自分の部屋の机で勉強をし、娘はダイニングのカウンターで勉強したりしています。
子どもの性格によって勉強スタイルも変わってきますが、まだ子どもが小さかったり、そもそも生まれていなければ予測も立てられません。家族の性格や住まい方には想定通りのことばかりではないと考え、柔軟に暮らしの変化に対応できるよう、家は細かく作り込まずにあるていどのゆとりも必要でしょう。
ということで、2025年に家づくりをお考えの方は、これからの家族のあり方や暮らし方も良く考えつつ、子どもなどいろいろな可能性も顧慮して、想定外の暮らしにも対応できる家づくりをすることをお勧めします。
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マイホーム購入前に、中立な第三者にご相談を!
名古屋駅前の住宅専門ファイナンシャルプランナー
家計とマイホーム相談室 草野芳史
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