住宅会社選び 施工が丁寧な住宅会社を選ぶポイント

歯痛や蓄膿症といった体調不良で、こちらのコラムもだいぶ更新が滞ってしまいました。しばらく仕事もストップしていたのですが、今週から徐々に再開しています。

 

ちょうどお休みを頂く前ですが、年度末らしく、新築注文住宅の完成検査にお伺いしました。ちょうど工務店による社内検査が終わったところで、建築士と一緒に第三者検査を行ったのですが、大きな不具合もなく検査も終了できました。何件も検査をしていると、このように施工が丁寧でスムーズに検査が終了する現場もあれば、逆に施工が雑で指摘箇所が多数出て、検査時間も長くなる現場もあります。これは大手ハウスメーカーだとか地場の工務店だからとかは、関係ありません。せっかく何千万円という高い金額を払う施主としては、当然丁寧に施工してくれる住宅会社に頼みたいですよね。そこで、そんな住宅会社を選ぶポイントを一つお伝えします。

 

住宅の建築工事は、いろいろな職人や部材がかかわるので、大なり小なり手直しが発生するのは仕方のないことです。重要なのは、そういった不具合をいかに見つけるかであり、その意識を持つ事が、不具合を未然に防ぐことに繋がります。そういった品質をチェックするのは一般的には現場監督の役割(本来は施工監理する建築士なのですが、この話は今回は触れません)で、その監督の意識次第で建物の品質も左右されます。優秀な現場監督だと、たしかに質の高い建物になります。ただ、そんな現場監督個人の力量に左右されるようでは、施主としては運に任せるようなものです。

 

住宅会社によって、こういった施工のチェックへの考え方は色々なのですが、ちょうど今回検査をした工務店の場合は、担当の現場監督だけでなく、別の現場監督によるダブルチェックを行ったうえ、担当の営業による施主目線のチェックも併せて行っています。つまり、現場監督個人の力量をカバーするよう、組織として仕組みを持っているということです。実際、第三者検査を行っている立場から見ても、ずっとその現場を見続けている現場監督だと、あまりに見慣れてしまい気づかないミスも、第三者として見ると違和感に気づくということがよくあります。ですので、二重、三重のチェック体制を取るということは、有効な対策と言えます。他の住宅会社だと、例えば検査専門の担当者を置いているケースもあります。中には、その担当者を女性にし、きめ細やかな女性目線でチェックをするという住宅会社もありました。こういった検査体制がしっかりしている住宅会社の建物は、総じて品質が高くなっています。

 

ですので、住宅会社を選ぶ際には、このような建物の施工にあたって、どのような品質チェック体制を取っているのかを訊いてみるのが有効です。「専門の検査担当がいます」「外部の検査専門会社に依頼しています」「施工状況は随時写真で報告します」などなど、検査体制について熱く説明してくれるようなら、安心して良いでしょう。逆に「現場監督がしっかりチェックします」とか「瑕疵保険の公的確認検査機関が見に来ます」といった当たり障りのない返答の場合は、単にカタチだけチェックしたことにしている可能性もありますので、具体的に検査の項目や内容、成果物などを確認することをお勧めします。

 

 

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