住宅ローン 7月の金利 金融機関で判断分かれる

早いもので7月1日。2024年も半分が過ぎました。この間、3月に日銀がマイナス金利政策やイールドカーブコントロールの解除、先月6月には長期国債の買い入れを減額を決めるなど、それまでの異次元緩和から「金利のある世界」へと金融政策の正常化に向けて舵を切りました。海外に目を向けると、逆に先月はカナダと欧州中央銀行で利下げを決めました。こんないろいろな動きが出ている中、本日、各金融機関から7月の住宅ローンの金利が発表されました。

 

まず変動金利タイプですが、日銀のマイナス金利政策解除の影響がネット銀行を中心にジワリと出ています。じぶん銀行が先月から+0.01%の0.329%、楽天銀行が前月から+0.01%の0.693%となりました。それ以外では動きはなく、変動金利の利上げはいまのところ低すぎるネット銀行で少し上がっている程度です。今後も日銀は経済に悪影響を及ぼす急激な金利上昇は容認しないでしょうから、いましばらくの間は変動金利の利上げの動きが他行に広がるということはないでしょう。

 

次に固定金利期間選択タイプと全期間固定金利タイプです。先述の日銀の動きが長期金利の利上げ圧力に、逆にカナダや欧州の動きが利下げの圧力になり得るなか金融機関によって判断が分かれ、三菱UFJ銀行や名古屋周辺の地銀・信金で利上げ、その他のメガバンクやネット銀行では利下げとなりました。フラット35(返済期間20年超)は前月から△0.01の1.84%となっています。今後は日銀の金融政策的には利上げの可能性もあるものの、世界的には利下げに転じる可能性があるので、なかなか読みにくい情勢となっています。

 

 

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家計とマイホーム相談室 草野芳史

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