昨日は3組のご相談がありました。
その中で、こんなやりとりがありました。
相談者「これから家づくりを進めるにあたり、
いくらまで予算が出してもよいのか
知りたいんですが」
草 野「ライフプランによって家計が変わるので、
まずは家計のシミュレーション(キャッシュフロー表)を
作成してみましょう」
相談者「まさにそれをして欲しかったんです」
ということで、次回シミュレーションを
お出しすることになったのですが、
さらにこんなことも仰っていました。
相談者「ネット上に自分でシミュレーションできる
サイトもあったのですが、
イマイチ信用できなくて・・・」
そうなんですよね。よくお分かりでいらっしゃる。
家計というのは、カバーする内容が多岐にわたるうえ、
ちょっと数字をいじるだけでシミュレーション結果は
大きく変わってしまうのです。
ですので、例えば給与の上昇率を高めに設定し、
逆に支出を低めにすれば、シミュレーション上では
思った以上の予算額が出てきてしまうのです。
FPによっては自分の扱う商品が売れるように、
意図的に操作してしまう事さえあります。
このように、家の予算一つとっても、
簡単にお答えするわけにはいかないのです。
実は、先日。
別の方からHPを見て
「家の予算をいくらまで出せるか教えて欲しい」
とのお電話が入りました。
お急ぎのようで、お電話いただいたその日のうちに
話をしたいとのことでしたが、さすがに予定が詰まっており、
翌日にご来社いただくことにして、お電話をお切りしました。
そうしたら、しばらくしてもう一度お電話が入りました。
相談者「明日、相談の予約をしたものなのですが・・・
予約をキャンセルさせて下さい」
草 野「あ、そうなんですね。分かりました」
相談者「先ほどお電話した後、別のところに訊いて、
家の予算がいくらまでか教えてもらったんです」
草 野「はぁ。。。」
相談者「家にいくら出して良いか、
金額を知りたかっただけなので」
・・・。
・・・・・・・。
う~ん。。。
どうなんでしょうか・・・
知りたいことが分かってスッキリした様子だったので、
敢えてそれ以上は申し上げませんでしたが。。。
いったいどんな話をお聞きになったのでしょう?
どんな人に問合せしたのかは分かりませんが、
電話だけでスバっと予算額を言い切ったとしたら、
いろんな意味でスゴイことです。
おっかなくて、草野にはそんなこととてもできません。
単純に、「会社員なら、住宅ローンは
年収の7倍程度まで借りられますよ」
的な話をしたのでしょうか?
仮に年収と年齢が同じ人でも、
家族構成やライフプランによって、
健全に返せる借入額は違うのですが・・・
キャンセルのお電話をいただいたときは、
ちょっと唖然としてすぐにお電話切ってしまいましたが、
落ち着いて考えてみたら、気になってしまいました。
う~ん。
キャンセルのご連絡の時、
どのようにお答えすればよかったのか。。。
ちょっと考えてしまいました。