4月4日、東京証券取引所の市場が60年ぶりに再編されました。これまでの東証は、1部、2部、ジャスダック(スタンダード、クローズ)、マザーズの4市場体制でしたが、各市場区分のコンセプトが曖昧で重複していたり、上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていないということで、再編によりプライム、スタンダード、グロースの3市場体制となりました。
各新市場のコンセプトは
◆プライム市場◆
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備える企業向けの市場。
東証1部銘柄のうち8割以上がプライム市場へ。
◆スタンダード市場◆
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備える企業向けの市場。
東証1部銘柄の2割と東証2部の銘柄、ジャスダック・スタンダードの銘柄がスタンダード市場へ。
◆グロース市場◆
事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場。
ジャスダックグロースとマザーズの銘柄がグロース市場へ。
となります。
それぞれの市場ごとに上場基準がありますが、その基準を満たしていなくても、経過措置として一定期間内は緩和された上場維持基準が適用されます。
なお、この再編により株価指数のうちジャスダック関連が無くなり、かわりに東証プライム市場指数や東証スタンダード市場指数、東証グロース指数市場が始まります。ちなみにTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価は引き続き使われます。
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家計とマイホーム相談室 草野芳史
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