住宅ローン 審査申込から融資実行までのタイムラグによる、住宅ローンのリスクって?

本日は、午前が大垣、午後が可児のハウジングセンターにて、

住宅ローンのセミナーの講師でした。

 

タイトルは『家を建てるなら知っておきたい

住宅ローンの基礎知識』

 

まさに住宅ローンの基本ということで、

「住宅ローン申込みの流れやスケジュール」

「金利タイプの種類」

「住宅ローンの諸費用」

「有利な住宅ローンの選び方」

などをお話ししました。

 

まさにこれから家づくりをお考えの方々ばかりでしたので、

セミナー中もたくさんのご質問をいただきました。

 

 

お話しした中の一つが、

住宅ローンの決まるタイミングについて。

 

住宅ローンを借りるまでには、

 1)事前審査

 2)本審査

 3)金銭消費貸借契約

 4)融資実行

という流れになります。

 

実際に借りる金利が決まるのは、一般的に

上記4番目の住宅ローンの実行時となります。

 

 

そこで注意が必要なのが、

注文住宅やマンションの場合。

 

住宅ローンの審査は、注文住宅の場合は

遅くとも工事の着工前、

余裕を見るなら設計段階で行います。

 

設計で半年、施工で半年かかったとすると、

ローンの審査から融資実行までに1年の時間が経ち、

その間に金利が変わっている可能性があるのです。

 

金利が下がっていれば良いのですが、上昇局面だと

設計時の想定よりも金利が上がってしまい、

返済額も上がってしまいます。

 

マンションの場合も施工に数年かかることがありますから、

その間に金利が大幅に変わっている可能性もあります。

 

こういった審査から実行までのタイムラグによる

金利変動リスクは、避けようがありません。

 

 

でも、銀行によって時期による金利の変動幅は違います。

 

いったんローンを申し込んでも、

実際の融資実行の1~2か月前に再度金利情勢を確認し、

場合によれば別の銀行に乗り換えるという方法もあります。

 

そういう点では、より良い住宅ローンを選ぼうと思うなら、

審査に通ったら終わりではなく、

融資実行するまで気を抜かないようにして下さい。

 

 

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